オーダー家具製作例 店舗什器用ウォールナットの書架
オーダー木製家具、店舗什器用書架の製作事例です。
京都の眼鏡屋さんに置かれるもので、デザイン事務所からご依頼いただき製作致しました。

本当に贅沢な材料、正目が美しいです。
チタンパネルは角を丸めて加工しました。
裏から
足はステンレスのパイプに木を入れて下にアジャスターを仕込んであります。
ウォールナットのいい材料を使った贅沢な書架
重厚感をなかなか写真ではお伝えしきれず残念です。
以下、製作の様子です。
材はウォールナット
部品を作り仮組をはじめたところです。
おかしいところがないか必ずする行程で、はずして磨き、本組と行程を進めていきます。
若い仲間を呼び、技術の伝承を兼ね助っ人として協力いただきました。
仮組を終え、チェックしているところです。
組上げたものをはずして、部品を磨いていきます。
いよいよ本組み、ボンドで接着していきます。
隙間なくぴったり接着するようよく見ながら作業を進めていきます。
ゴムハンマーでたたいて接着しているところです。
途中で力を入れすぎて『手がバカになってきた~』と笑っていますが、本当に力がいる結構大変な作業です。
『カネだし』
金具の定規をあてて直角をみることです。
本体に傷がつかないよう当て木をあて、閉めて固定します。
かなり力がいります。
しっかり固定し、ボンドが乾くまで一晩置きます。
本体ができ、オイルフィニッシュです。
ウォールナットを贅沢に使った本棚はオイルフィニッシュをするとより美しく引き立ちます。
乾いてから、お客様指定の送ってもらったチタンパネルを貼っていきます。
実際作っていくとデザイナーが気づかない点がでてくるもので・・・
金属の角が尖っていて、本棚を使うときあたると痛そうです。
そんなわけで、チタンパネルの角をベルトサンダーで磨きます。
写真ではわからないのですが、火花がでます。それに金属臭もします。
角を丸めたチタンパネルを貼っていきます。
しかし、ここでも問題が・・・
両面テープでは効かない!
ということで、急遽ゴムのりを使って接着。
着けただけでは、貼り付かず、こうして乾かして接着しないと着きません。
パネルが貼り終わると、チタンパネルをきれいに磨いていよいよ完成です。